2017年4月某日。
山口活性学園プロデューサー・玉乃井信彦氏へのインタビュー。
山口某所にて。
ひ = ひまわりくん=インタビュアー
玉 = 玉乃井信彦プロデューサー
以下敬称略。
ひ:こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。
玉:よろしくお願いします。
ひ:先日Optimanotesさんのコラムに特別篇として玉乃井さん自身のコメントを寄せておられましたが、それを踏まえた上でまず聞かなければならないというか、敢えてお聞きします。。
7人でなくなる、7人という武器がなくなると分かった瞬間の玉乃井さんの率直な気持ちをお聞かせください。
玉:率直に言うとカタチが崩れるということよりも、去っていく二人が本当に大丈夫だろうか?と思いましたね。
というのは僕がずっと彼女たちを見てきて、いわゆる”成功する思考回路”に慣れてない子たちが辞めていくとその先絶対に良くはならないだろうと思ったからなんです。特に好きな事から遠ざかっていくので余計にそう思っちゃいましたね。結果、僕が自ら関わったのにあの子たちを良い意味で変えてあげられなかったことがいちばんショックでした。
ひ:確かに抜けた二人は5年間一緒に頑張ってきたということは疑うべくもありませんが、明確な成功体験という意味では山活自体がまだ道半ばということからも何かを達成したとは言えませんもんね。
玉:(メンバーを)ずっと見てきて発言を聞いていると分かるんですよね、あの子たちがいまどこにいるのかということが。
これからの二人の行く末を案じています。はるのは大学受験を、ももは新たな目標を早く見つけて道は違えど何かをやりきったという人生を歩んでほしいと思っています。
ひ:山活に関してはいかがですか?
玉:山活に関して言えばいつまでも変わらない ”安心・安全” という部分を売り出していこうとしてたんですけど、それが無くなっちゃうってことで本当にどん底まで落ちるんじゃないかと思ってました。
ひ:結成から5年、ここに来ての二人の中退。これをある意味ひとつの節目だととらえると振り返ってみてどんな5年間でしたか?
玉:これまでの5年間は中身を作ることに費やして来た5年間でしたね。
外に向けて攻めていくというよりも中身をしっかりと作り上げる。メンバーの教育もそうですけど楽曲のクオリティとかも含めて。
ひ:1から、というよりも0から山活を立ち上げたわけですもんね。
玉:そうですね。0からでしたね。あと、仕掛けられてないんですよ。一回も。
ひ:え?そうですか?
玉:一回も仕掛けていったことって無くないですか?山活って。
グループをやっていくなかで仕掛けがたまたま存在していた、ワンマンも含めて。自ら何かを発信していくみたいなことはやって来なかったと思うんですよ。
ひ:例えば何かムーブメントを起こしてやろうみたいな?
玉:そうですね。まさにこれからやって行こうという中での中退でしたから、、、
ひ:これは希望だと言えますがむぎちゃんが病気療養から戻って来ました。
そして全員が揃ってあの4月7日を迎える予定だった。。。
玉:です!たらればを言えばアレですが、どうなっていたんだろうかと。
ひ:正直ファンは夢見てたというか、そうなって欲しいという想いはみんなおなじでしたからね。
玉:思えば時代の流れというか、押し寄せる波というか、アイドルが淘汰されていく中で逆によくこれで済んだとも取れるんですよね。先陣を切って出て行ったアイドルが終わって行く中で、僕らはまだ自らの足で立てている。
ひ:厳しいニュースが続いてますよね。去年から今年にかけて。
玉:グループ自体が無くなってもおかしくないと思いました。正直に。
ひ:けれども踏ん張った。それは今までコツコツと積み重ねてきたことの裏返しでもありますよね。
玉:地味だった5年ですけれど中身を作り上げることに注力してきた結果だと思います。
ひ:土台がしっかりしているのでそう簡単には揺るがないということですね。
玉:先々でアイドルの歴史を振り返ったときに”激動の2017年”ってタイトルが付くかも知れない。その中でも踏ん張れている。これは自信になりました。
ひ:確かに。メンバーも前を向いていますし力強いですよね。
玉:頼もしいですね。これからどんどん攻めにいきたいなと思っています。今年は、、、
N:おっといきなり本題に? その前にもう少しお聞きしたい事を先に、、、(笑)
玉:わかりました(笑)
次回、第2回へ続く。
玉乃井信彦
Yamakatsu(山口活性学園)プロデューサー。楽曲プロデュース、マネジメント、レーベル運営。Yamakatsuの楽曲は全て玉乃井氏の作詞による。
(※参照)
Optimanotes 山口活性学園のロコドリズム~特別編~ 玉乃井信彦プロデューサー
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